金曜日のランチから食文化を考える
今日のランチは「海老と玉子のクンパッポンカレー」。クンはトムヤムクンのクン。エビのことだ。
さて、金曜日のランチにはしばしばフードカートに足を運ぶ。誰に頼まれるでもなく、共に働くスタッフにも希望をとって、毎週のように3〜4食分のランチを買いに出かけるのだ。
スパイスの香りを漂わせながら佇むのは「VANNING KITCHEN」。“人生にスパイスを”をテーマにしたスパイシーなフードカートだ。料理の味わいもそうだが、私にとっては店主の人間的味わいに会いに行く感覚である。毎週食べるストリートフードは、そうはない。が、VANNING KITCHENは私(とその周辺の人々)の「金曜日のランチ」というマーケットをとっているのである。
惹き込まれるフードカートは、意志があり、自由で、クリエイティブ。食そのものだけでなく、生き方に訴求する要素が強い。フードカートが暮らしに根付けば、それは立派な食文化。クリエイティブなカルチャーになる。「惹き込まれない」フードカートの割合が高い新潟のフードカートシーンには、まだまだ余白が残っている。
ちなみに、私たちも「Mullet」というフードカートで、フードデザインの視点から地域の価値を創る取り組みをしている。こちらもどうぞご贔屓に。
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